ニュースリリース
2023年4月20日
2024年卒「学生の就職活動調査」結果を発表!
~9割超が広報解禁前から就活を開始。早期応募・選考へ進む学生の姿、6月~10月に活動終了が89.8%と集中。
6割強がインターンシップの参加があり、働くイメージをより具体的に得られる情報を求める傾向~
新卒学生の就職情報サイト「アグレ新卒」を企画・運営する株式会社求人おきなわ(本社:沖縄県那覇市、代表取締役社長:山城正文)は、合同企業説明会参加学生を対象に、「学生の就職活動調査」を実施し、集計結果をまとめました。以下、結果をご報告致します。
調査結果の概要
~学生の9割強が広報解禁前から就活を開始。終了希望時期は8月をピークに、6月~10月に全体の9割弱が集中~
○2024年卒学生の就職活動開始時期は「2023年1月以前」が最も多く81.5%。企業の広報活動解禁(※1)に着目すると、解禁前に就職活動を開始した学生が、2023年卒より9.5ポイント増加している(24年卒:92.6%、23年卒83.1%)。
○就活の終了希望時期は「8月」29.6%をピークに6月~10月に全体の89.8%が集中し、選考解禁~正式な内定が解禁となる10月までに就活を終えたいと考えている学生が多いことが窺えた。
※1 2024年卒採用活動では、企業の採用広報解禁時期を2023年の3月、採用選考活動開始は2023年の6月、正式な内定日は2023年10月以降とした。
~1月~3月でも2割前後の学生が応募・選考へ動きを進めている。わずかながら内定を獲得している学生も~
○1月~3月の学生の応募・選考・内定状況をみると、「応募あり」31.7%、「選考あり」16.0%、「内定あり」1.9%。
応募社数は1~2社が全体の57.6%を占め、平均応募社数は4.5社。選考社数は1~2社が全体の82.4%を占め、平均選考社数は2.1社。
内定社数は1社が全体の50.0%を占め、平均内定社数は2.0社。
○24卒採用予定企業は、広報解禁前の2月以前から広報活動を開始すると答えた企業が8割弱、個別会社説明会を開始(または開始予定)する企業は6割超と、全体的に23年卒採用と比較し早期化に拍車がかかっている(※2)。
※2 「【2024年卒】企業の採用活動計画調査」2024年新卒採用活動企業を対象に2022年11月~12月に調査。
~学生が就職先選びで重視したことと企業が採用活動で強くアピールしたいこと、就職先選びで重視する理由~
○学生の就職先企業を選ぶ重視条件トップ5は、1位「給与水準」(企業アピール11位)、2位「勤務時間・休暇」(企業アピール8位)、3位「勤務地」(企業アピール11位)、4位「学んだ能力や技術、専門性を活かせる会社」(企業アピール14位)、5位「職種・仕事内容」(企業アピール4位)の順。学生・企業共に上位5位内となったのは学生5位・企業4位の「職種・仕事内容」のみ。企業アピール1位の「社会や地域への貢献度」は学生13位、2位の「社風・コーポレートカラー」は学生8位、3位の「教育・研修制度」は学生6位と、社風や社会貢献といったアピール要素は、学生の重視条件としては10位前後であった(※2)。
○1位の「給与水準」を選んだ理由では『給与がもらえないと仕事に対するモチベーションが上がらないから』『安定した収入を得たいから』等が挙げられ、2位「勤務時間・休暇」では、『自分が想像しているライフプランに近しい企業を選びたいため』等。3位「勤務地」では『異動があるかないかとても重要視しているので』等、4位「学んだ能力や技術、専門性を活かせる会社」では『自分を高められる仕事に就きたい』等、5位「職種・仕事内容」では『満足度高く働けるようにしたいため』等が挙げられた。
~就職観として「定年まで働きたい」が最多で、コロナ前後で就活生の就職観に変化~
○就職するにあたり今の就職観は「1つの企業で定年まで働きたい」30.9%が最も多く、次いで「1つの企業にこだわらず他に魅力的な企業があれば転職したい」25.2%、「最低でも3年以上は働きたい」24.4%の順。
コロナの影響を受ける直前の2020年卒の学生の意識調査では「1つの企業にこだわらず他に魅力的な企業があれば転職したい」33.1%がトップだったが、24年卒では1つの企業で定年まで、最低でも3年以上の割合が高まっている結果となった。
希望勤務地では、「沖縄県内」が74.6%を占め、次いで「県外か県内か迷っている」13.5%、「勤務地は問わない」7.9%の順。
~インターンシップへ6割強の学生が参加。対面で「仕事現場を体験」「働いている人の雰囲気を見学」できるプログラムを希望~
○インターンシップへは、62.7%が参加経験「あり」と回答。参加した数は「1社」が最多で、参加方法は「対面」70.4%、「Web」29.6%となった。
○参加時期は広報解禁直前の2月が最多で33.9%。次いで「2022年8月」に19.3%が参加しており、解禁目前の2月と前年8月(学校の春期・夏期休業の時期)を活用して参加している。参加した感想では「企業のイメージが良くなった」35.7%がトップ、次いで「採用があれば選考を受けたいと思った」33.0%、「興味が湧き企業研究をしたいと思った」15.2%の順で、インターンシップへの参加経験が、好印象につながったことが窺える。
○実際に学生が希望するインターンシップを聞いたところ、「仕事の現場を体験できる」がトップで、次いで「働いている人の雰囲気が見学できる」が群を抜いており、希望する参加方法は、「対面実施」71.7%が圧倒的に多く、「オンライン」の参加はあまり支持されていないことが窺える。
○新卒者を対象としたインターンシップへの取り組みについて、9割弱の企業が「採用手法として有効」と回答しており(※2)、その理由として、『学生と複数回接点を持つことで、仕事、社会への向き合う姿勢を把握できる・企業理解を深めることでマッチングの強化』『企業文化や業務内容の理解促進に繋がるため』『対面でのインターンシップを予定しており、学生のパーソナリティーや志望意欲がよくわかる場であると考えているため。』などが挙がっており、双方にとって就業後のミスマッチ防止など、採用に直結する人材と出会う活動の一環となっている。
調査結果の詳細
1. 就活開始時期、就活を終了したい時期
2024年卒の就活開始時期は、「1月以前」が最も多く81.5%を占めた。広報解禁に着目すると、24年卒は解禁前に就職活動を開始した学生が、23年卒より9.5ポイント増加している(24年卒:92.6%、23年卒83.1%)。
「いつまでに就職活動を終えたいか?」の質問では「8月」が最も多く29.6%。次いで「6月」23.5%、「10月」16.3%、「7月」14.3%と、6~10月に89.8%が集中。選考解禁~正式な内定が解禁となる10月までに就活を終えたいと考えている学生が多いことが窺えた。
2. 「応募」、「選考」、「内定」状況
応募状況は「応募あり」31.7%、「応募なし」68.3%。応募社数は、「1社」30.3%が最多。次いで「2社」27.3%。平均応募社数は全体4.5社、大学生4.9社、専門・専修学校生2.0社であった。
選考状況は「選考あり」16.0%、「選考なし」84.0%。選考社数は「1社」47.1%が最多。次いで「2社」35.3%、「3社」11.8%。平均選考社数は全体2.1社、大学生2.1社、専門・専修学校生2.5社であった。
内定状況は「内定あり」1.9%、「内定なし」98.1%。内定社数は「1社」「3社」。平均内定社数は全体2.0社、大学生1.0社、専門・専修学校生3.0社であった。
3. 学生が就職先選びで重視することと企業が採用活動で強くアピールしたいこと、就職先選びで重視する理由
新卒学生が就職先企業を選択する際の重視条件は、1位「給与水準」62.6%、2位「勤務時間・休暇」48.3%、3位「勤務地」38.8%、4位「学んだ能力や技術、専門性を活かせる会社」36.7%、5位「職種・仕事内容」35.4%の順。一方、企業が学生へアピールしたいことは、1位「社会や地域への貢献度」(学生重視13位)、2位「社風・コーポレートカラー」(学生重視8位)、3位「教育・研修制度」(学生重視6位)、同率4位「職種・仕事内容」(学生重視5位)と「企業戦略やビジョン」(学生重視12位)であった。
※2 「【2024年卒】企業の採用活動計画調査」2024年新卒採用活動企業を対象に2022年11月~12月に調査。
就職先企業を選択する際の重視条件1位「給与水準」を選択した理由として、『給与がもらえないと仕事に対するモチベーションが上がらないから』『安定した収入を得たいから』等が挙げられ、2位「勤務時間・休暇」では、『自分が想像しているライフプランに近しい企業を選びたいため』等。3位「勤務地」では『異動があるかないかとても重要視しているので』等、4位「学んだ能力や技術、専門性を活かせる会社」では『自分を高められる仕事に就きたい』等、5位「職種・仕事内容」では『満足度高く働けるようにしたいため』等が挙げられた。
4. 就職観・希望勤務地について
就職するにあたり今の就職観は「1つの企業で定年まで働きたい」30.9%が最も多く、次いで「1つの企業にこだわらず他に魅力的な企業があれば転職したい」25.2%、「最低でも3年以上は働きたい」24.4%の順。コロナの影響を受ける直前の2020年卒の学生の意識調査では「1つの企業にこだわらず他に魅力的な企業があれば転職したい」33.1%がトップだったが、24年卒では1つの企業で定年まで、最低でも3年以上の割合が高まっている結果となった。
希望勤務地では、「沖縄県内」が74.6%を占め、次いで「県外か県内か迷っている」13.5%、「勤務地は問わない」7.9%の順。
5. インターンシップの参加状況、参加企業数、参加方法
インターンシップの参加状況は「参加あり」62.7%、「参加なし」37.3%。
参加した数は「1社」が最多28.0%、次いで「2社」20.0%、「3社」16.0%の順。参加方法は「対面」70.4%、「Web」29.6%となった。
3社~6社以上の回答すべて10%以上あることから、複数社へ参加している学生が多いことが伺え、「Webインターンシップ」がその数を押し上げていることが予想される。
6. インターンシップの参加時期
インターンシップへ参加した時期は、広報解禁前月の「2023年2月」が最多で33.9%。次いで「2022年8月」に19.3%が参加しており、解禁目前の2月と前年8月(学校の春期・夏期休業の時期)を活用して参加している。 23年卒と比較すると、解禁目前の2月がピーク月で次点が前年8月という構図に変わりはないが、24年卒は参加割合が減少傾向となった。
7. インターンシップへ参加した感想
インターンシップ先の企業に感じたことは、「企業のイメージが良くなった」35.7%がトップ、次いで「採用があれば選考を受けたいと思った」33.0%、「興味が湧き企業研究をしたいと思った」15.2%の順で、インターンシップへの参加経験が、好印象につながったことが窺える。
8. 学生が希望するインターンシップ
インターンシップ参加有無を問わず、参加してみたいプログラムとして希望を全体に調査したところ、「仕事の現場を体験できる」がトップで、次いで「働いている人の雰囲気が見学できる」だった。
【2024年卒「学生の就職活動調査」調査概要】
■調査目的:学生の就職活動の動向を把握する
■調査対象:2024年3月卒業予定の新規学卒者(大学・専門学校等)、既卒者
■調査期間:2023年1月11日、2月7日、3月2日
■調査方法:「2023年1月・2月・3月開催のアグレ新卒就活イベント」に参加した学生にアンケート用紙を配布、回収
※設問ごとに有効回答のみで集計
※構成比は小数点以下を四捨五入しているため、合計しても必ずしも100とはなりません
■アンケート回収数:152件
※前年比データについて:前年(2023年卒)対象調査サンプルは「2022年3月・4月開催の アグレ新卒就活イベント」に参加した学生にアンケート用紙を配布、回収
※当ページ掲載の調査データは、一部抜粋となります。
全ての調査結果をご覧になりたい方は、下記サイトにてご覧ください。
◆「沖縄」の人事・採用担当者のための活用サイト『採用のテビキ』⇒「新卒学生の就職活動調査(2024年新卒)」
※『採用のテビキ』は会員制サイト(登録無料)です。ログイン後調査結果の閲覧が可能です。
本件に関するお問い合わせ先
株式会社 求人おきなわ
〒903-0801 沖縄県那覇市首里末吉町1丁目192番地
TEL:098-882-2490 FAX:098-882-2499
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