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2023年3月3日

2023年卒「企業の内定状況調査」調査結果を発表!

~採用活動結果の満足度は「満足」が4割を占めたものの、前年比で「不満」が14.1ポイント増加~
採用活動状況も「当初の予定通りには進まなかった」は前年比で2.4ポイント増加
充足度で「計画より減少」が5割を超え、前年比で16.7ポイント増加。調査以降、過去3番目に高い割合に

新卒学生の就職情報サイト「アグレ新卒」を企画・運営する株式会社求人おきなわ(本社:沖縄県那覇市、代表取締役社長:山城正文)は、2023年3月卒業予定の新規学卒者(大学・専門学校等)対象の採用活動企業に、「2023年卒企業の内定状況調査」を実施し、集計結果をまとめました。以下、結果をご報告致します。※2023年2月21日付発表

 

 2022年卒の採用活動結果


~早期選考の様相がありつつも、選考開始は前年度よりピーク月が後ろ倒し。採用終了時期ば予定より遅く採用活動期間の長期化~

○2023年卒を対象とした採用活動は、政府発表の「就職・採用活動日程に関する考え方」(※1)により、2023年卒対象の活動時期はこれまでと同様「採用広報解禁(3月)、選考活動解禁(6月)」でスタートした。
広報開始時期は「2022年2月以前」57.7%がピークで、広報解禁前の2月以前に集中していたことがわかる。22年卒と比較すると、どちらも「2月以前」がピークだが、前年比5.4ポイント増(22年卒「2月以前」52.3%)。選考開始時期のピーク月は「5月」で22年卒のピーク月「3月」と比較すると後ろ倒しの感はあるが、選考解禁月以前の「2月以前~5月」に着目すると9.7ポイント増えており早期選考の様相が見られた。(「2月以前~5月」:23年卒84.7%、22年卒75.0%)。内定(内々定)出しの時期も、23年卒採用・22卒採用のピーク月は同じ「6月」(23年卒:33.3%、22年卒:34.9%)。
また採用活動終了時期では選考解禁後の6月から内定出し前の9月までの間に4割、10月から12月で3割、翌年1月から3月で残り3割と分散した。

○採用スケジュールを、採用広報解禁前に立てた予定(※2)と比較すると、広報解禁以前の2月までに広報開始した企業は57.6%で、当初の予定と大きな差はなかった(当初の予定:2月以前57.8%)。選考開始時期は、当初の予定では「3月~5月」がボリュームゾーンだが、結果として「5月」26.9%をピークに10%を超えるボリュームゾーンは「3月~6月」の4ヶ月であった(3月~6月比較/予定:64.4%、結果:82.7%)。
内定(内々定)出しでは予定において「時期未定」の回答割合が多かったことからも計画の立てづらさが感じられるが結果では「6月」がピーク月であった。選考解禁前の5月以前に着目すると予定・結果に大きな差はなく、結果として選考解禁の6月から内定開始の月となる10月までに58.8%が内定出しを行っていた。
採用活動終了時期も同様に予定において「時期未定」の回答割合が最も多かったが、内定出し10月以前でみると予定が44.4%であったのに対し、結果は41.7%と2.7ポイント低くなった。内定出しの10月以降で見ると(10~12月)予定:22.2%・結果:31.2%、年末~翌年(1~3月)予定:4.4%・結果:27.0%と、結果として活動終了は予定より遅くなっている様子が窺えた。

※1 2023年卒採用活動では採用広報解禁時期を3年生の3月(22年卒:3月)、面接等の選考活動は4年生の6月(22年卒:6月)とした。
※2 「【2023年卒】企業の採用活動計画調査」2023年卒採用活動を行う企業を対象に採用活動初期(2021年11月~2021年12月)に調査


~採用活動状況は「当初の予定通りに進んだ」が4割。「当初の予定通りには進まなかった」は前年比で2.4ポイント増加~

○2023年卒の採用活動状況を尋ねたところ、「当初の予定通り進んだ」40.4%、「当初の予定通りには進まなかった」36.5%、「どちらともいえない」23.1%の順。22年卒と比較すると「当初の予定通り進んだ」は0.5ポイント、「どちらともいえない」は1.9ポイントそれぞれ減少した。一方で「当初の予定通りには進まなかった」は2.4ポイント増加した。
調査開始の12年卒からの「当初の予定通り進んだ」の割合をみると、12年卒・13年卒では7~8割であったが14年卒より4割以下へ減少。14年卒から20年卒まで3割未満から4割の間を推移し、コロナ拡大により採用および就職活動に影響を受けた21年卒で初の1割台へ減少。23年卒も22年卒と同様にコロナ以前の4割台となった。

~応募数は「31~50人」、面接数は「11~20人」が最多。充足度は「計画より減少」が5割を超え調査以降、過去3番目に高い割合に~

○応募・面接・内定(内々定)・採用(入社予定)数を2022年卒採用と比較した。応募数は「31~50人」の回答が最も多く23.1%、面接数は「11~20人」が最多で28.8%であった。内定(内々定)数は「1~10人」57.7%が最多で、採用(入社予定)数は「1~10人」71.2%が最多。
22年卒採用との比較では、内定・採用数についてボリュームゾーンに大きな変化はないが、応募数は「1~100人」のゾーンで23年卒の割合が若干増え(23年卒:80.8%、22年卒:74.5%)6.3ポイント増加、面接数については「1~100人」のゾーンで23年卒の割合が減少(23年卒:86.5%、22年卒:93.1%)。その割合は6.6ポイント減少している。また各項目で「0人」回答の企業もあることから、調査時(※2022年12月~2023年1月)において予定採用数に至らず活動終了ができていない状況が予想される。

○採用計画に対しての充足度では、「計画より減少」59.6%、次いで「計画通り」30.8%、「計画より増加」9.6%となった。 22年卒採用と比較すると「計画より減少」が16.7ポイント増加。逆に「計画通り」は14.4ポイント、「計画より増加」は2.3ポイントそれぞれ減少した。
「計画より減少」が首位となるのは、21年卒ぶりで且つ09年卒の調査以降、過去3番目に高い割合となった。

○充足度で「計画通り」と答えた企業はその理由に『優秀層をしっかり逃すことなく採用活動を終えることができたと感じる為。[建設・不動産]』や『第1クールで辞退があった為、第2クール採用を行い、採用数を確保した[卸売・小売・流通]』が挙がった。
「計画より減少」では『採用流入がかなり減っている状態[IT・情報通信]』『内定辞退が予想以上に多かった[ホテル・旅行]』など、内定辞退や応募者数減少などの理由が挙げられた。

~採用活動結果の満足度は「満足」が4割を占めたものの、前年比で「不満」が14.1ポイント増加し「満足」が9.6ポイント減となった。~

○採用活動結果の満足度では、「満足」40.4%、「不満」34.6%、「どちらともいえない」25.0%の順。22年卒と比較すると「満足」が9.6ポイント減少、「不満」が14.1ポイント増加、「どちらともいえない」が4.5ポイント減少した。
「どちらかというと満足」「非常に満足」回答理由では、『応募数は減ったものの、内定率を上げることができたから。[IT・情報通信]』『弊社の業務内容をしっかりと把握した上で応募してきた学生が増えた[電気・ガス・エネルギー]』等、「どちらともいえない」回答理由では、『エントリーは増加したが内定辞退も増えた為[卸売・小売・流通]』等が。一方「どちらかというと不満」「非常に不満」の回答理由では、『内定辞退が多く、採用人数を確保できなかった。[複合サービス(多角事業)]』『採用目標人数の半分以下のため[ホテル・旅行]』等が挙げられた。


~採用課題は「応募者対策(母集団形成)」や「内定(内々定)辞退」を中心に、通年化への対応、採用ツール多様化などの声も。~

○2023年卒の採用活動を通して、現時点で感じる「新卒採用の課題」では、多様な声が挙がった。
「応募者対策(母集団形成)」に関する声では『応募数の減少』『就活生との接触が難しく感じる』等、母集団形成することの難しさが顕著だった。
「内定(内々定)辞退対策」に関する声では『選考流入数を増やす』『内定承諾「後」の辞退があったので、内定者フォローを強化していきたい』等が、「活動スケジュール」に関する声では『採用活動の早期化が必要。内定辞退を考えると選考スケジュールを早めるか悩ましい』等があった。
また、その他でも、『通年化への対応、採用ツール多様化への対応』『魅力ある雇用条件、情報提供力』『採用担当者の確保』『外国人の新卒採用にも力を入れ、社内全体で人を育てるノウハウを上げていかなければならない』『インターンシップからの採用』等、活動方法から、社内体制の整備、人材の育成体制といった、それぞれの課題があった。

 

2022年卒の採用結果(詳細データ)


1.2023年卒採用活動における企業の動き

企業の採用活動スケジュールを2023年卒と2022年卒の採用企業で比較したところ、広報開始時期は23年卒採用では「2022年2月以前」57.7%がピークで、広報解禁前の2月以前に集中していたことがわかる。22年卒採用と比較すると、どちらも「2月以前」がピークだが、前年比5.4ポイント増(22年卒「2月以前」52.3%)。
選考開始時期は23年卒採用では「5月」がピークで26.9%、22年卒のピーク月「3月」と比較すると後ろ倒しの感はあるが、選考解禁月以前の「2月以前~5月」に着目すると23年卒は22年卒より9.7ポイント増えており早期選考の様相が見られた。(「2月以前~5月」:23年卒84.7%、22年卒75.0%)。
内定(内々定)出しの時期も、23年卒採用・22卒採用のピーク月は同じ「6月」(23年卒:33.3%、22年卒:34.9%)。正式な内定日となる10月以前で見ると、23年卒は98.0%が9月までに内定出しを開始していた。(22年卒:88.5%)
採用活動終了時期については「7月」が最多で14.6%。主なピーク月でみると、選考解禁直後(6~9月)41.7%・内定出し直後(10~12月)31.2%・翌年(1~3月)27.0%で、22年卒と比べると内定出し以降の10月から翌年3月までの割合が9.4ポイント増えており、採用活動期間の長期化が見られた(「10月~翌年3月」23年卒:58.2%、22年卒:48.8%)。



2.2023年卒採用活動における当初の採用計画と結果


2023年卒企業の採用活動スケジュールを、当初の活動予定とその結果とで比較した。
23年卒の採用活動では、広報解禁以前の2月までに広報開始した企業は57.6%で、当初の予定と大きな差はなかった(当初の予定:2月以前57.8%)。
選考開始時期は、当初の予定では「3月~5月」がボリュームゾーンだが、結果として「5月」26.9%をピークに10%を超えるボリュームゾーンは「3月~6月」の4ヶ月であった(3月~6月比較/予定:64.4%、結果:82.7%)。
内定(内々定)出しでは予定において「時期未定」の回答割合が多かったことからも計画の立てづらさが感じられるが結果では「6月」がピーク月であった。
採用活動終了時期も同様に予定において「時期未定」の回答割合が最も多かったが、結果では「9月以降」がピークで62.4%となった。



3.採用活動状況について


2023年卒の採用活動状況を尋ねたところ、「当初の予定通り進んだ」40.4%、「当初の予定通りには進まなかった」36.5%、「どちらともいえない」23.1%の順。22年卒と比較すると「当初の予定通り進んだ」は0.5ポイント、「どちらともいえない」は1.9ポイントそれぞれ減少した。
一方で「当初の予定通りには進まなかった」は2.4ポイント増加した。調査開始の12年卒からの「当初の予定通り進んだ」の割合をみると、12年卒・13年卒では7~8割であったが14年卒より4割以下へ減少。14年卒から20年卒まで3割未満から4割の間を推移し、コロナ拡大により採用および就職活動に影響を受けた21年卒で初の1割台へ減少。23年卒も22年卒と同様にコロナ以前の4割台となった。



4.  「応募数」「面接数」「内定(内々定)数」「採用(入社予定)数」前年比


2023年卒採用の応募数は「31~50人」の回答が最も多く23.1%、面接数は「11~20人」が最多で28.8%であった。
内定(内々定)数は「1~10人」57.7%が最多で、採用(入社予定)数は「1~10人」71.2%が最多。
22年卒採用との比較では、内定・採用数についてボリュームゾーンに大きな変化はないが、応募数は「1~100人」のゾーンで23年卒の割合が若干増え(23年卒:80.8%、22年卒:74.5%)6.3ポイント増加、面接数については「1~100人」のゾーンで23年卒の割合が減少(23年卒:86.5%、22年卒:93.1%)。その割合は6.6ポイント減少している。また各項目で「0人」回答の企業もあることから、調査時(※2022年12月~2023年1月)において予定採用数に至らず活動終了ができていない状況が予想される。


5.「充足度」について

2023年卒採用の充足度では、「計画より減少」が59.6%(内訳:若干40.4%+かなり19.2%)が最多で、次いで「計画通り」30.8%、「計画より増加」9.6%(内訳:若干9.6%)の順。
22年卒採用と比較すると「計画より減少」が16.7ポイント増加。逆に「計画通り」は14.4ポイント、「計画より増加」は2.3ポイントそれぞれ減少した。
「計画より減少」が首位となるのは、21年卒ぶりで且つ09年卒の調査以降、過去3番目に高い割合となった。
一方「計画より増加」は16年卒に次いで過去2番目に低い割合となった。


 

6.「採用活動結果」について

2023年卒採用活動結果の満足度では、「満足」40.4%が最多で、次いで「不満」34.6%、「どちらともいえない」25.0%の順。
22年卒と比較すると「満足」が9.6ポイント減少、「不満」が14.1ポイント増加、「どちらともいえない」が4.5ポイント減少。
「どちらかというと満足」「非常に満足」回答理由では、『応募数は減ったものの、内定率を上げることができたから。[IT・情報通信]』『弊社の業務内容をしっかりと把握した上で応募してきた学生が増えた[電気・ガス・エネルギー]』等、「どちらともいえない」回答理由では、『エントリーは増加したが内定辞退も増えた為[卸売・小売・流通]』等が。一方「どちらかというと不満」「非常に不満」の回答理由では、『内定辞退が多く、採用人数を確保できなかった。[複合サービス(多角事業)]』『採用目標人数の半分以下のため[ホテル・旅行]』等が挙げられた。


 

7.新卒採用の課題について

2023年卒の採用活動を通して、現時点で感じる「新卒採用の課題」では、多様な声が挙がった。
「応募者対策(母集団形成)」に関する声では『応募数の減少』『就活生との接触が難しく感じる』等、母集団形成することの難しさが顕著だった。
「内定(内々定)辞退対策」に関する声では『選考流入数を増やす』『内定承諾「後」の辞退があったので、内定者フォローを強化していきたい』等が、「活動スケジュール」に関する声では『採用活動の早期化が必要。内定辞退を考えると選考スケジュールを早めるか悩ましい』等があった。
また、その他でも、『通年化への対応、採用ツール多様化への対応』『魅力ある雇用条件、情報提供力』『採用担当者の確保』『外国人の新卒採用にも力を入れ、社内全体で人を育てるノウハウを上げていかなければならない』『インターンシップからの採用』等、活動方法から、社内体制の整備、人材の育成体制といった、それぞれの課題があった。

■2023年卒の採用活動を通して、現時点で感じる「新卒採用の課題」とは?(自由回答)
■「応募者対策(母集団形成)」に関する声
・就活生との接触が難しく感じます。志望や希望が固まっていて、他者の企業研究を行わないように感じるので、会社PR方法、接触方法を考えないといけないと感じました。
・◆母集団形成することの難しさ◆
時代の流れや状況の変化からか、学生と企業だと学生優位な空気感を感じる。
夏から翌年春にかけて企業は母集団形成のためにあれこれ様々なイベントを打ち立て計画するが、
集客に苦労にするという人事の声も多数聞こえる。イベントの内容も年々各社クオリティの高いコンテンツを用意しているため、他社に負けない、インパクトがある、学生の参加意欲を醸成させるコンテンツの検討が重要であると感じる。
■「内定(内々定)辞退対策」に関する声
・内定辞退の防止・弊社が求める人材の学生の母数を増やしたい
・母集団形成と内定出し後のフォローを強化する必要がある
■「活動スケジュール」に関する声
・早期に就職活動を始める向上心の高い学生層の人材獲得
・採用活動の早期化が必要。内定辞退を考えると選考スケジュールを早めるか悩ましい。
■「その他」に関する声
・通年化への対応、採用ツール多様化への対応
・23卒はコロナ前の状況に戻ったといえる状況だったため、24卒以降も企業が求める優秀な人材は採用が難しいと考えている。
そのために学生との接触回数をどれだけ増やすか。選考までに入社への意欲醸成をどれだけ高めるのかが就職ランキングに入らない企業はポイントになりそう。その為、選考フローやイベント内容の見直しが必要だと考えている。
・学生の意識や価値観、思考の変化が著しく、採用する側も変化に応じた活動をしないといけない。
今年度はSNSを活発に活用した、繋げる活動で取り組んでいきたいと思います。

【調査概要】

■調査期間:2022年12月2日~2023年1月13日
■調査方法:2023年3月卒業予定の新規学卒者(大学・専門学校等)対象の採用活動企業へWEBアンケートを依頼
※設問ごとに有効回答のみで集計
※構成比は小数点以下を四捨五入しているため、合計しても必ずしも100とはなりません。
■調査対象:2023年3月卒業予定の新規学卒者(大学・専門学校等)対象の採用活動企業
■有効回答数:52社


※当ページ掲載の調査データは、一部抜粋となります。
全ての調査結果をご覧になりたい方は、下記サイトにてご覧ください。

◆「沖縄」の人事・採用担当者のための活用サイト『採用のテビキ』⇒「新卒採用企業 内定状況調査(2023年卒)」
※『採用のテビキ』は会員制サイト(登録無料)です。ログイン後調査結果の閲覧が可能です。

本件に関するお問い合わせ先

株式会社 求人おきなわ  

〒903-0801 沖縄県那覇市首里末吉町1丁目192番地

TEL:098-882-2490  FAX:098-882-2499

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